洗面所と脱衣場を別にするメリット・デメリットとは? | 福井県おおい町・小浜市で注文住宅なら自社責任施工のフジホーム(富士良建設)

洗面所と脱衣場を別にするメリット・デメリットとは?

(2025年02月22日)

マイホーム計画、間取りの決定はワクワクする反面、迷うことも多いですよね。
特に、洗面所と脱衣場の配置は、毎日の生活に直結するため、慎重に検討したいポイントです。
今回は、小浜市・おおい町周辺で家づくりを考えている方に向けて、洗面所と脱衣場を別にするメリット・デメリットを、具体的な例を交えながら解説します。

洗面所と脱衣場を分けるメリット

家族それぞれのペースを確保できる

洗面所と脱衣場が一緒だと、朝の忙しい時間帯は特に、家族が順番待ちをする状況が発生しがちです。
例えば、朝の身支度で洗面所を使用したい人と、シャワーを浴びたい人が同時に洗面所・脱衣場を使用しようとすると、どちらかが待たなければならず、朝の貴重な時間が無駄になってしまいます。

しかし、洗面所と脱衣場を分けることで、それぞれが自分のペースで身支度を整えることができます。
朝の支度がスムーズになり、時間に余裕が生まれることで、より穏やかな一日を始められるでしょう。
さらに、小さなお子さんを持つ家庭では、お子さんが洗面所で歯磨きをしている間に大人がシャワーを浴びる、といったことが可能になります。

来客への配慮ができる

来客時に、洗面所と脱衣場が一緒だと、生活感あふれる脱衣場をどうしても見せてしまう可能性があります。
脱いだ服や洗濯物などが散らかっていて、来客に不快感を与えてしまうかもしれません。
しかし、洗面所と脱衣場を分けることで、来客には清潔感のある洗面所だけを見せることができます。

来客は、安心して手洗いなどを済ませることができ、ホッと一息つける空間を提供できます。
また、玄関近くに独立した手洗い場を設置するのも有効な手段です。
これにより、お客様は、生活空間である脱衣場を通ることなく、手を洗うことができます。

清潔感と使い勝手の向上

洗面所と脱衣場を分けることで、それぞれの空間をより清潔に保つことができます。
脱衣場には、湿気や洗濯物が多く、どうしても生活感が漂いがちです。
一方、独立した洗面所は、清潔感を保ちやすく、より快適な空間となります。

また、洗面台や収納スペースをそれぞれの用途に合わせて配置できるため、使い勝手も向上します。
例えば、洗面所には、歯ブラシや洗顔料などの洗面用品を収納し、脱衣場には、バスタオルや着替えなどを収納することで、それぞれのスペースを整理整頓しやすくなります。
さらに、洗面所を広く設計することで、朝の忙しい時間帯でも余裕を持って身支度ができます。

洗面所と脱衣場を分けるデメリット

必要な面積が増える

洗面所と脱衣場を別々に設置すると、当然ながら必要な面積が増えます。
例えば、一般的な洗面脱衣室が2畳の場合、洗面所と脱衣場をそれぞれ1畳ずつにすると、合計で2畳必要になります。
しかし、実際には、洗濯機や収納スペースなどを考慮すると、洗面所と脱衣場それぞれに1.5畳以上のスペースが必要になるケースが多いです。
そのため、間取り全体に影響が出ることがあります。
特に、土地面積が限られている場合は、他の部屋の広さを狭くせざるを得ない可能性があります。

コスト増加の可能性

必要な面積が増えるということは、建築コストの増加に繋がります。
延床面積が増える分、建築費用、内装費用、設備費用など、様々な費用が高くなる可能性があります。
また、給排水管の配管経路が複雑になる場合もあり、追加費用が発生する可能性があります。
そのため、予算に余裕があるか、事前にしっかりとコストを計算し、比較検討することが大切です。

動線の変化への対応

洗面所と脱衣場を分けることで、生活動線が変化します。
例えば、洗濯物を干す場所や、浴室と脱衣場の距離など、動線を見直す必要があります。
洗濯動線を効率化するために、脱衣場近くに洗濯物を干せるスペースを確保したり、浴室と脱衣場の距離が遠くなる場合は、動線に配慮した間取りにする必要があります。
これらの点を考慮せずに設計すると、使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。

洗面所と脱衣場を別にするかどうかの判断基準

家族構成と生活スタイル

家族構成や生活スタイルによって、洗面所と脱衣場を分けるかどうかは大きく変わってきます。
例えば、家族の人数が多い場合や、朝の支度が忙しい家庭では、洗面所と脱衣場を分けることで、それぞれの家族がスムーズに身支度を整えることができます。
一方、家族の人数が少ない場合や、ゆったりとした生活を送りたい家庭では、洗面所と脱衣場を一体にすることで、コンパクトで効率的な間取りにすることができます。

予算と土地の広さ

洗面所と脱衣場を分けるには、追加の費用とスペースが必要になります。
そのため、予算や土地の広さを考慮して、最適な間取りを検討することが重要です。
予算が限られている場合や、土地が狭い場合は、洗面所と脱衣場を一体にする方が現実的かもしれません。
しかし、予算に余裕があり、土地が広い場合は、洗面所と脱衣場を分けることで、より快適な生活空間を実現できます。

将来的な生活の変化への考慮

将来的な生活の変化も考慮して、間取りを決めることが大切です。
例えば、高齢になった場合、バリアフリー設計が必要になる可能性があります。
洗面所と脱衣場を分ける場合は、それぞれの空間のバリアフリー設計を検討する必要があります。
また、子供の成長や家族構成の変化なども考慮に入れて、柔軟に対応できる間取りにしておくことも重要です。

まとめ

今回は、洗面所と脱衣場を別にするメリットとデメリット、そして判断基準について解説しました。
洗面所と脱衣場を分けるかどうかは、家族構成、生活スタイル、予算、土地の広さ、そして将来的な生活の変化などを総合的に考慮して判断する必要があります。