省エネ住宅とは?省エネ住宅かどうかの確認方法 | 福井県おおい町・小浜市で注文住宅なら自社責任施工のフジホーム(富士良建設)

省エネ住宅とは?省エネ住宅かどうかの確認方法

(2024年09月08日)

マイホーム購入を検討している方の中には、住まい選びの際は省エネ性能が高い住宅を選びたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、具体的な確認方法が分からず、安心して省エネ住宅を選べるか不安を感じているかもしれません。
そこで、今回は省エネ住宅について、確認方法とともに解説します。

□省エネ住宅とは?

省エネ住宅とは、電力エネルギーの消費量を抑えるためにつくられた住宅のことです。
具体的には、断熱性、日射遮蔽性能、気密性、換気などの要素が重要となります。
これらの要素をバランス良く高めることで、冷暖房の効率を高め、エネルギー消費量を削減できます。

1: 断熱性

断熱とは、住宅の壁、床、屋根、窓などを通じた熱の移動を少なくすることです。
冬は室内の暖気を逃がさず、夏は外からの熱を遮断することで、室温を快適に保ちます。
断熱性能を表す数値として「外皮平均熱貫流率(UA値)」があります。
UA値が低いほど、その建物は省エネ性能が高いと判断できます。

2: 日射遮蔽性能

窓からの日差しは、室内の温度上昇の原因となります。
日射遮蔽性能は、夏の強い日差しを遮り、室温の上昇を抑えるための性能です。
日射遮蔽性能を表す数値として「冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)」があります。
ηAC値が低いほど、その建物は省エネ性能に優れていると判断できます。

3: 気密性

気密性とは、壁や窓などの隙間をできるだけなくし、室内外の空気の出入りを減らすことです。
気密性が高い住宅は、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を高めます。
ただし、適切な換気は健康面や室内の空気質の維持に重要です。

4: 換気

断熱性や気密性が高まると、熱の出入りが少なくなる分、室内に熱や湿気がこもりやすくなります。
換気は、室内の空気を外気と交換することで、温度や湿度を調整し、快適な環境を保つための重要な要素です。
換気には、自然換気と機械換気があります。
自然換気は窓を開けて行う換気で、機械換気は換気扇などの機械を使って行う換気です。

5: 外皮性能

外皮性能とは、外壁や窓などを通した熱の損失のしにくさを表す指標です。
断熱性、日射遮蔽性、気密性といった指標は、外皮性能として総合的に評価されます。
外皮性能の数値が低いほど、その建物は省エネ性能が高いと判断できます。

6: 一次エネルギー消費量

住宅構造そのものだけでなく、家の中で使用する消費エネルギー量を抑えることも重要です。
冷暖房設備や給湯器、照明など住宅全体で消費するエネルギー量を総合的に評価したものを「一次エネルギー消費量」といいます。
一次エネルギー消費量を削減することで、環境負荷の低減に貢献できます。

□省エネ住宅かどうかの確認方法

省エネ住宅かどうか調べるには、住宅性能評価書とBELS評価書のどちらかを確認する方法があります。

1: 住宅性能評価書

住宅性能評価書は、第三者機関が住宅の性能を評価したものです。
構造の安定性や耐久性、省エネ性能、耐震性など、様々な項目が評価され、評価結果が書面で発行されます。
住宅性能評価書を取得することで、住宅の性能を客観的に評価することができます。
ただし、住宅性能評価書を取得するには費用がかかります。

2: BELS評価書

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)は、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が運営する、住宅の省エネ性能評価制度です。
BELS評価書は、住宅の省エネ性能を評価したもので、星の数で省エネ性能を表しています。
星の数が多いほど、省エネ性能が高いことを示します。
BELS評価書は、住宅の施工会社や販売会社がBELS認定を取得している場合に発行されます。
BELS評価書は、住宅の省エネ性能をわかりやすく表示しているので、住宅選びの際に役立ちます。

□まとめ

省エネ住宅とは、電力エネルギーの消費量を抑えるためにつくられた住宅のことです。
断熱性、日射遮蔽性能、気密性、換気などの要素を高めることで、冷暖房の効率を高め、エネルギー消費量を削減できます。
省エネ住宅かどうか調べるには、住宅性能評価書とBELS評価書のどちらかを確認する方法があります。
どちらも省エネ性能以外にも、構造の安定性や耐久性など、住宅の性能を確認できます。
安心して省エネ住宅を選べるように、住宅性能評価書やBELS評価書を確認するようにしましょう。

小浜市・おおい町周辺で省エネ住宅をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。