地震発生時、外に出るべき?屋内に留まるべき?安全な行動を築年数で判断しよう | 福井県おおい町・小浜市で注文住宅なら自社責任施工のフジホーム(富士良建設)

地震発生時、外に出るべき?屋内に留まるべき?安全な行動を築年数で判断しよう

(2024年11月08日)

みなさんは、地震発生時にどのように行動すれば安全なのか、考えたことがありますか。

「家の中にいる場合、外に避難すべきか、それとも屋内に留まるべきか。」

「外にいる場合、どこが安全なのか。」

地震発生時の安全確保に関心があり、正しい行動を学びたいと考えているみなさんのために、この記事では、建物の築年数を基準に、地震発生時の安全な行動を解説します。

地震発生時の安全な行動は築年数で判断

地震発生時に、家の中にいる場合は、建物の築年数によって安全な行動が大きく変わります。

1:築30年以内の新しい建物にいる場合

原則として、屋内に留まることを推奨します。
1981年(昭和56年)に建築基準法が見直され、新しい耐震基準が制定されました。
築30年以内の建物は、この新耐震基準に基づいて建てられているため、倒壊のリスクは比較的低いです。
ただし、震度6以上の大きな地震が発生した場合、新耐震基準に適合している建物であっても、倒壊する可能性はゼロではありません。
2016年(平成28年)の熊本地震では、震度7レベルの揺れが2回発生し、2回目の揺れで新耐震基準に適合している建物も多く倒壊しました。

2:築30年以上の古い建物にいる場合

大きな地震で倒壊してしまう可能性が高いため、最初の揺れがおさまったら、速やかに屋外へ避難することを推奨します。
古い建物は、耐震基準が現在の基準よりも緩いため、地震に弱い構造となっています。

3:屋内に留まる場合の安全な場所

屋内に留まる場合は、倒れてくる家具や窓のない部屋などを安全な場所にしましょう。
トイレは、窓がなく、比較的安全な場所としてよく挙げられますが、地震発生時は、ドアがゆがんで開かなくなる可能性もあります。
トイレに避難する場合は、ドアを開けておくようにしましょう。

地震発生後、外にいるべき?外にいるときの安全な場所

地震発生時、外にいる場合は、周囲の状況をよく確認し、安全な場所へ迅速に移動しましょう。

1:耐震性能の高い新しいRC造のビル

RC造は、鉄筋コンクリート造のことで、地震に強い構造として知られています。
特に、耐震性能の高い新しいRC造のビルは、地震発生時に安全な避難場所となります。

2:公園や広場など倒壊・落下の心配がない場所

建物が倒壊したり、物が落下したりする心配のない、公園や広場などの開けた場所へ移動しましょう。
周囲に建物がある場合は、落下物に当たって怪我をするリスクがあります。

3:避けるべき場所

・道路や橋など、崩落や落下物の危険がある場所
・電柱や看板など、倒壊の危険がある場所
・高層ビルのそばなど、ガラスの破片が飛び散る可能性がある場所

まとめ

地震発生時の安全な行動は、建物の築年数によって大きく変わります。
築30年以内の新しい建物にいる場合は、原則として屋内に留まり、築30年以上の古い建物にいる場合は、最初の揺れがおさまったら屋外へ避難しましょう。
外にいる場合は、耐震性能の高い新しいRC造のビルや、公園や広場など倒壊・落下の心配がない場所に避難しましょう。
地震はいつ起こるか分かりません。
この記事を参考に、地震発生時の安全対策をしっかりと行い、万が一の際に冷静に対応できるよう備えましょう。

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